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納車をお待ちいただいている皆さまへ:mibot量産の考え方について

この記事では、mibotの量産の構造と、現在の状況について説明しております。

mibotの量産構造「ステップ型」の生産とは

mibotの納車について、スケジュールの遅れが出ていることもあり、不安に感じている方もいると思います。

また、「今の生産台数だと、このペースでは年間でこれくらいしか作れないのではないか」といった形で、現在の状況から将来の台数を予測する声も見かけます。
ただ、この前提には誤解があります。量産は、一定のペースで徐々に台数が増えていくものではありません。


生産は“段階的に引き上げる構造”で設計されています。

mibotの生産は、10台、20台、30台と連続的に台数が増えていく構造ではなく、条件を満たした段階ごとに生産能力を引き上げていく“ステップ型”の設計になっています。ただし、すべての条件が揃った瞬間に一度で大きく立ち上がるわけではありません。実際には、いくつかの段階ごとに達成すべき条件があり、それを順にクリアしながら生産能力を引き上げていきます。
条件の例は以下のようなものです。

  • 基本的な工程設計と組立手順の確立
  • 作業動線や効率の改善
  • ボトルネック工程の解消(自動化や構造改善)
  • 工程が安定した段階での人員投入による生産能力の引き上げ

それぞれの段階で安定性と再現性を確認しながら進めるため、生産台数はしばらく横ばいに見える期間があり、その後に段階的に引き上がる挙動になります。

初期フェーズではあえて台数を抑えています

現在のフェーズでは、「台数を増やすこと」よりも「安定して正しく作れる状態をつくること」を優先しています。量産において重要なのは、単に作れることではなく、同じ品質で再現できることです。この状態が不十分なまま台数を増やすと、不良や手戻りが増え、結果として全体の進行が遅くなります。そのため、初期段階ではあえて生産を抑え、工程と品質の精度を高めることに集中しています。


現在の状況について

現在、量産の立ち上げが遅れているというご案内をしていますが、これは量産工程そのものの問題が主因ではありません。ソフトウェアの最終調整(SoC推定など)との整合をとるため、一部の立ち上げを待っている状態です。その間も、工程設計や改善など、並行して進められる取り組みは継続しています。
つまり、量産の準備自体が止まっているわけではありません
※SoC推定の詳細についてはこちらの記事をご参照ください

最後に

納車をお待ちいただいている中で、不安に感じられている方がいることは認識しています。一方で、mibotは単に台数を増やすことではなく、安定して届け続けられる状態をつくることを重視して進めています。現在の進め方は、そのために必要なプロセスです。現在見えている生産台数はあくまで立ち上げ途中の一段階であり、それをもとに将来の生産能力を単純に予測できるものではありません。目の前の台数だけでなく、その先の安定した供給までを見据えて進めていることについて、ご理解いただければと思います。

 

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